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制作日記的な挑戦の記録
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今年の大河ドラマ『八重の桜』は観てますか?

うちは毎週、録画しながら観てますよ!

おもしろいですね~。

幕末はやっぱアツイですね。

しかも展開が早いので(次週はもう大政奉還)、見逃せないです。


これまでのところ個人的には、八重さんパートよりも、会津藩主・松平容保サマのパートのほうが、非常にドラマチックでおもしろいです。

特に容保サマの真面目で一途なキャラが、すごく好きです。

最初は、「会津の殿様かっこええわー」とか「八重さんより主人公らしいねー」とか言いながら観てたのですが、回が進むにつれて、そんなミーハーな好きじゃなくって、けっこう本気で容保サマに魅力を感じていることに気づきました。


それはなぜだろうと考えてみました。

答としては、お話として、魅力が出るように作られているからです。


「真面目な人が、困難な出来事に対して、真面目なアプローチで対処し、乗り越えていく」

という構図が、おもしろさ、魅力につながっていると思われます。


特に、困難な出来事の象徴的対立構造として、徳川慶喜の存在が大きいです。

もうほんとね、慶喜なんなんですかね、観てて腹立ってきますよ。

でもそこがいいんですね。

慶喜という困難を押し付けてくるキャラがいるからこそ、容保サマの真面目で忠誠を尽くす姿がより魅力的に見えてくるのです。



さて、真面目キャラ好きとしては、自分の漫画にもそんなキャラを登場させないわけがありません。

でも、大しておもしろくならないんです。

どうも出す人は基本いい人にしちゃうんですね。

この「いい人」というキャラは、「真面目」キャラとは違って、弱いんです。

いい人って、相手の気持ちを考えられちゃうし、自分の気持ちは隠して主張しないし、我慢しちゃって行動しないしで、うまく設定してあげないと、大体においてキャラは立ってこないんです。

しかも、自分の分身である主人公がヒドイ目に合わせるのはかわいそう!と、きっと無意識のうちに思っているのでしょう、困難を与えてくれるイヤなキャラも出てこないんです。

もう、おもしろくなる要素がないんです。


結論:比較してみると以下のようになります。

「普通にいい人」……突き抜けてない、軸がブレブレ、印象が弱い
→キャラが立たない、おもしろくない

「真面目な人」……突き抜けてる、軸がぶれない、印象が強い
→キャラが立つ、おもしろい


例えば、『テルマエ・ロマエ』の主人公・ルシウスなんかまさにそうですね。



関係ないですけど、日曜のTBSドラマ『空飛ぶ広報室』に、容保サマ役の綾野剛さんが出演してますね。

(本編観てないですけど)CMが流れるたびに、「容保サマや~」と反応してしまいます。



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