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制作日記的な挑戦の記録
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かつて新人研修で、グループごとにテーマを決めて話し合い、その結果を発表するというワークをやったことがある。

1回目。制限時間内にまとめられて発表できたチームはなかった。

講師は言った。「何故できないのだ」

皆、ちゃんとしたものでなければ、発表できないと思っていた。
いいものを発表しようとして、でも、時間内にはできなかった。

「それだから、まだ学生気分が抜けてないのだ。社会に出たら、それではいけない」

質の高いものを目指すのは、いいことだ。
しかし、それで納期を守れないのは、よくないことだ。

100%を目指したけど完成できないことよりも、たとえ60%でも完成させて提出することが、社会に出たら求められることである。


―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―


締め切り前夜で、そんなことを思い出した。


わかっている。わかりすぎるほど、わかっている。

でも、わかっていない。


いま、葛藤の真っ只中にいる。


すっごい揺れてる。ぐらついている。ぶれている。

これでいいのか。こんなんでいいのか?

もっと、もっとできるはず、まだよくなるはず、こんなんじゃだめだ。

こんなものを見せたら、笑われてしまう、ばかにされてしまう、しょせんこいつはこんなものかと、呆れられてしまう、がっかりさせてしまう。


でも、そんな評価は、落第点のものを出したことよりも、結局何も出さなかったことに対して、下されてしまうんだ。


恥をかく勇気。傷つくとわかっていてなお、前に進む勇気。


逃げるな。


周りから聞こえてきそうな評価は、自分の内側から響いているのだ。


諦めるな。


逃げることを許した時、その評価は、逃げた自分が、自分に対して下すのだ。


へこたれるな。


傷ついた、そこが、スタート地点。



書きながら、テンション上げる夜。



―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―


ワークの2回目。

皆、時間内にまとめられるよう、集中。

結果、拙いながらも、全チームちゃんと発表ができた。


形にして出力する、という行為に、達成感を感じた。

不思議と、胸の奥が熱くなった。


それは、「喜び」という感情だった。

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