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制作日記的な挑戦の記録
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3月11日に発生した東日本大震災。

被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。

なんやかんやで、ブログを更新するのが遅くなってしまいました。

自分は、どう書けばよいのかわからなかったので、地震が発生してからの数日間を、日記というより記録というかんじで記すことにしました。

長いので読みたい人だけどうぞ。
 
※正確に記録していたわけではないので、多少事実と異なるとろこがあるかもしれません。

その日はアシスタント2日目だった。
先輩アシさんが来るまで、ラジオを聞きながら一人で作業していた。
 
そこへ、揺れがくる。
 
おっ、と思ってちょっとしてから、ラジオがぷつっと切れたので、停電だとわかって、とりあえずtwitterにつぶやこうと携帯を開いたが、揺れはおさまるどころかさらに大きくなり、これはちょっとやばいかもと思ってたら、机の上のマグカップからコーヒーが飛び散りそうになって、原稿汚しちゃいかんと、慌ててカップを持ち上げ、それでもまだ揺れは続いており、棚から物が落ちてくるものの、左手は携帯を握っていて右手はマグカップ持ち上げてて、もうなすがままで、うあ~となっていると、ようやく揺れがおさまったよう。
この間約5分?
 
家の外から「大丈夫か~?」と先生から声をかけられる。
大丈夫ですと答え、散らかった部屋を片付け始める。
先生も戻ってきて、自分の部屋の惨状に逆ギレしている。自分にできることはない。
ある程度片付けたところに、先輩アシさんがやってきた。
震源が東北だったと聞く。
ドキリとして、実家に電話をかけるが、つながらない。
母親の携帯にかけても、つながらない。
数日前にちょっとした地震があったときも、同じようにつながらなかったことを思い出した。
このまま家の中にいるのは危ないということで、一旦外に非難した。
 
近所の人も屋外に出てきていて、先生の奥さんと地震について話している。
先生の子供(2歳)は、近所の同い年くらいの子と遊んでいる。
 
電話はなんどかけてもつながらない。
山形出身の先輩アシさんも、電話をかけているが一向につながらない様子。
先生は携帯のワンセグのニュースでやっている津波の映像を見て興奮している。
 
しばらくして、実家の電話につながった。
妹が出た。
ばーちゃんと2人でいて、お互い無事であること、秋田はそれほど被害はないとらしいということ、両親とは携帯がつながらないけれどたぶん大丈夫じゃない?という情報を聞き出し、こっちもとりあえずは無事であるということを伝えているところで、突然通話が切れてしまった。
再びかけたが、つながらなかった。
 
1時間くらいしてから、家に戻った。
しかし明かりがつけられないので、仕事ができない。
そもそも地震で動揺していて、仕事する気にならない。
先輩アシさんは近所の自宅に一度帰ることにした。
電車は動いていないので、自分は帰宅難民になってしまった。
この日は先生の家に泊めてもらうことにした。
 
街の様子はどうなっているのかすごく気になったので、ちょっと見てくることにした。
各家々はもちろん、街灯も、信号もついていない。
近所のコンビニには、買い物客が押し寄せていた。
駅だけは明かりがついていて、帰られなくなった人が大勢いた。
駅とくっついてるスーパーでは、店の外で惣菜を売っていて、その前にも長い列ができていた。
みかんとリンゴも売っていて、そこには誰も並んでいなかったので、とりあえずみかん一袋買った。お土産にすることにした。
駅の向かいにある高校では、体育館を開放したようだった。
先生の家を出てから30分くらいたっていて、日が沈んで空は暗くなっていた。
心配かけてはいけないと思い、急ぎ足で戻った。
もう夜になっていたので、街灯の明かりがないと、街は真っ暗だ。
暗すぎて、向こうから歩いてくる人が、近くまでこないとわからない。
そんな状況なのに、自転車の無灯火運転の多いこと。
家を出るときに、危ないからと渡されていた懐中電灯をつけて歩いた。
 
部屋の明かりはろうそくと、手回し発電式ライトだった。
ライトにはラジオがついていて、ずっとニュースを聞いていた。
地震もそうだが、津波の被害もひどいらしい、ということがわかった。
停電はしていたが、水道もガスも止まっていなかった。
おかげで、晩ご飯を食べさせてもらうことができた。
メニューは、鍋で炊いたご飯と、アジの干物と、手作りラー油(もらいもの)だった。
ご飯を食べたらもうやることがなくなったので、寝ることにした。
時間は20時半ごろ。
 
気づけば留守電が入っていた。
しかし、何度かけてもつながらなかった。
 
23時過ぎに、電気がついたのが、夢うつつでわかった。
先生たちも起き出したのがわかった。
でも眠かったのと、正直こんなときに仕事なんてやりたくなかったのとで、気づかないフリしてそのまま目を閉じた。
 
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