制作日記的な挑戦の記録
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どうも。むうむうです。
12日に、ビジネスのセミナーというかワークショップに参加しました。
http://fuzy414.blog.shinobi.jp/Entry/1131/
それによって、これから自分がどうしていきたいのか、はっきりしてきました。
そこに至る流れをまとめました。
※いいとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、そういうことではなく、これは僕の選択の話です。
うちに帰ってから、奥さんにどういう感じだったかいろいろ報告しつつ、今後のことについて相談しました。
セミナーを受けた実感としては、すごく刺激をもらったし勉強にもなったのですが、なによりも鳥井さんや他の参加者と話してて、すげーアウェー感がありました。
そりゃビジネスなんて足突っ込みたてだから、わからないこともあるし、周りがみんなすごい人に思えるのは当たり前なんですけどね。
漫画を描かない人に、「一応漫画描いてました」っていう話をすると、たいてい「漫画描けばいいのに」とか、「漫画使って○○したらいいじゃん」とよく言われます。
そりゃ描けるもんならいろいろ描きたいさ。
でも描けないからこうしているわけですよ。
こういう違和感というか、感覚の祖語について、奥さんは共感してくれました。
彼女いわく、「作る人と売る人って違うんだよ」とのことです。
たしかに仕事の種類としては、生産者・職人側と、販売者・受注側があります。
きっと、作るも売るも両方できなきゃいけないのでしょう。
ただ、作る人であれば、売るは手段に、売る人であれば、作るは手段になるのだと思います。
自分はどちら側であるのか、ありたいのか。
僕は、職人でありたいのです。
職人として己の技に磨きをかけて、商品の質を極限まで高めていって、価値を提供したいのです。
今回そこをはっきり認識できました。
しかし、どうありたいかということと、いかにして糧を稼ぐかということは、また別のお話でありまして。
ビジネスを始めるということは、事業主になるということであり、会社に雇われているわけではないから一見すると自分の時間がすごく増えるように見えます。
しかし、会社に行かない代わりに、ずっと事業や業務や顧客のことなんかを考え続けなければいけません。
それって漫画家と何が違うの?
ずっと考えてなきゃいけなくて、ハンコもケツも自分で決めなきゃいけなくて、ずっと不安や葛藤があって……
そういうのが嫌だったから、ていうかめんどくさかったから、サラリーマンに戻ったんじゃなかったのか。
僕がビジネスを始める場合、未経験スタートになるわけだから、当然最初はうまくいくとは思えません。
それがいつまで続くかもわかりません。
しかも生活費は確実に出ていくわけです。
それでもお前はビジネスを始めるのか、と問われます。
かつて、漫画家を目指すことをやめ、再就職に踏み切ることにした、決定的な心の声があります。
「ちゃんと生活がしたい!」
「好きなことを仕事に変える」
しかし僕の場合、それがどれほど好きなんだろうか。
そのビジネスに、好き要素はどれほど反映されているのだろうか。
そして、好きなことを仕事に変えてビジネスをしている状態、っていうのは、そもそも僕が望んだ状態なんだろうか。
反対に、サラリーマンってそんなに悪いものだろうか。
むしろ、めっちゃ楽じゃんて思っています。
会社では仕事をきっちりやって、帰ったらおうちで好きなことをして。
振り返ってみると、そういうメリハリがあったほうが、僕の精神衛生的に良かったはずです。
何より実績として大きいのは、会社入ってからのほうが漫画描いてる!ってことです。
職人としてありたい。技を究めていきたい。
そのために、余計なことに頭を使いたくない。
全部自分でやらなきゃってなったら、かなりめんどくさいだろうなって予測がつきます。
とかとか、そんなようなことを考えてました。
鳥井さんにズバッと言われたことも、実は前から自分でも薄々感じてはいたのです。
でもビジネスという未知の世界についての好奇心は抑えがたいものでした。
だから12日のワークショップに参加して、いろいろお話が聞けて、すごくよかったです。
別にあれでビジネスのすべてがわかった、とか言うつもりはないですけど。
それでも、あーこっちじゃないわーというのがはっきり実感できました。
ビジネスとか起業とかいう「お仕事フィールド」は違うなと思いつつ、しかしそこで使われる考え方やノウハウなんかは、「別のフィールド」でも応用可能だなと思いました。
特に参考になったのは、「既にあるビジネスモデリングを利用し、そこに新たな要素をカスタマイズすることで新しいものが作れる」という考え方でした。
奥さんはその話を聞いてから、「自分が描きたい漫画の要素を挙げていったら、ベルバラ(というモデリング)になる!」と発見してました。
そして、「自分はもっと和風なものが描きたいんだ、つまり しょう油ベルバラ だ!」
と、すごく腑に落ちた方向性を編み出していました。
いーなーと羨ましがる僕に、奥さんが質問しました。
「じゃあどういうのが描けたら幸せ?満足する?」
僕の答えは、
・かわいい女の子が描きたい!
・吸い込まれそうな背景画が描きたい!
・構成力の高いお話を作りたい!
でした。
おそらくこれらができれば、相当満たされることでしょう。
奥さんが言いました。
「それ江口寿史じゃん。
江口寿史の様に、背景と女の子のイラスト描いて、完成度の高い短編漫画を描けばいいんだよ!」
おお!
ぐっときました。
あと、追加注文。
・ちゃんと生活がしたい!
「それなら、サイトー先生※の様に、他に仕事しながら、コンスタントに発表してけばいいんだよ」
※サイトー先生は、サラリーマンをしながら質の高い掌編小説を書き続けている方で、サイトーマガジンというメルマガも発行されています。しかも5人の子持ち!
サイトーブログ
おお!
それ前に自分で言ってたわ!それが理想だって。(←忘れてたのか)
とにかく、ものすごく腑に落ちました!
それも、決してできなそうなものでもないというのが良いです。
自分のこれまでのいろいろなことが、ほとんど入っているような気がします。
今まで似たようなこと、ていうか同じようなことを何度か考えたと思いますが、今回の納得感は半端ないです。
ビジネスで成果を出すために、こだわるべきは結果であって、個人の納得なんてどうでもいいわけで。
「自分の納得を求めるから、何もできないじゃん!」ということは、ここ最近の僕の気づきだったわけで。
とはいえ!
これから何をはじめるのか、を決めるときに、この納得感はすごく重要な要素だと思うんです!
ネタ帳やら日記を読み返せば、なんかずっと同じこと言ってるじゃんと思ってしまうのですが、ずっと自分なりの納得を模索していたにすぎなかったのかもしれません。
僕の人生の大半は、この納得感(つまり自己満足)を求めてまわってきたようなものです。
そういえばセミナーでも言われたのですが、
「自分が好きなものを掘り下げていった先の価値っていうのは、だいたい一貫しているもの。
人は納得したいだけ。実は、やることは決まっているんだ」
納得感を得た利点は何かというと、
集中と選択ができるようになったということです。
つまり、自分のリソースを心おきなく投入できるようになったということなんです。
非常に良い状態に至ったわけです。
もう何も恐くない――!
(↑ えっ、フラグ?)
(↑ いやいや、、、)
結局、漫画描きたいんじゃん!
(次回予告)
やりたいことが見えてやる気あげぽよな状態ですが、これがいつまでも続かないことは覚えておくべきことです。
そこで、やりたいことを具体的計画に落とし込むことで、意思力を使わずに自分を動かせるように設定したいと思います。
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